旅行・帰省・空き家・長期不在時の防犯対策

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旅行・帰省・空き家…
「長期不在」時の防犯対策完全ガイド
―出発前にやるべき20のこと

この記事でわかること
・侵入犯が「留守宅」を見分ける方法と対策
・旅行・帰省前にやるべきことチェックリスト20項目
・空き家・実家を管理する際の注意点
・SNS投稿・ポスト・郵便など見落としがちな盲点
・長期不在でも「在宅感」を演出する方法

夏休み・年末年始・ゴールデンウィークなどの長期休暇シーズンは、空き巣被害が増加する時期です。警察庁のデータでは、住宅への侵入犯罪の多くが「留守宅」を狙っています。侵入犯は事前に下見をして、留守かどうかを確認してから犯行に及ぶことが多いとされています。

「うちは短い旅行だから大丈夫」と思っていませんか?実は1泊2日の不在でも十分な標的になります。この記事では、出発前にやるべきことを具体的にまとめました。

🔴 侵入犯が「留守宅」を見分けるサイン(知っておきたい盲点)
① 郵便受けに新聞・チラシ・郵便物が溜まっている
② 夜になっても電気がつかない(照明が変わらない)
③ カーテンが何日も同じ状態
④ SNSに「〇〇へ旅行中!」という投稿がある
⑤ ゴミ出し日を過ぎてもゴミが出ていない(または回収されていない)
⑥ 車がずっと駐車場にある(または逆にずっとない)
⑦ 洗濯物が何日も干しっぱなし

出発前チェックリスト20項目

① 鍵・施錠(必須)
  • 1
    玄関・勝手口・全ての窓の鍵を確認した(出発直前にダブルチェック)
  • 2
    補助錠・窓の棒など追加の施錠をすべて行った
  • 3
    ガレージ・物置・自転車置き場の鍵も確認した
  • 4
    鍵の予備を植木鉢の下など屋外に置いていない
② 郵便・新聞(見落としがち)
  • 5
    新聞の配達を一時停止した(販売店に連絡)
  • 6
    郵便局に「不在届」を提出した(最大30日間、郵便物を保管してもらえる)
  • 7
    宅配ボックスまたは信頼できる人に荷物の受け取りを依頼した
  • 8
    チラシ・フリーペーパーがポストに溜まらないよう対策した
③ 照明・在宅感の演出(重要)
  • 9
    照明タイマーを設置・設定した(夕方〜夜間に自動点灯するよう設定)
  • 10
    カーテンを自然な状態にした(完全に閉めきると「留守感」が出る場合も)
  • 11
    テレビ・ラジオのタイマーを設定した(音・光で在宅感を演出)
④ SNS・情報管理(現代の盲点)
  • 12
    旅行・外出の予定をSNSにリアルタイム投稿しない(帰宅後に投稿する)
  • 13
    自宅の住所・地名が特定できる写真をSNSに投稿していない
  • 14
    車のナンバープレートが写った写真をSNSに投稿していない
⑤ 近所・人との連携(最強の対策)
  • 15
    信頼できる近所の人に不在を伝え、異変があれば連絡してもらうよう頼んだ
  • 16
    ゴミ出しなど日常の変化を近所の人に自然に保ってもらえるよう依頼した
  • 17
    不在中の緊急連絡先(自分のスマホ番号など)を近所の人に伝えた
⑥ 防犯設備の確認
  • 18
    防犯カメラのSDカードに空き容量があることを確認した
  • 19
    センサーライトの電池・充電を確認した
  • 20
    ホームセキュリティを契約している場合、警戒セットを正しく設定して出発した
✅ 郵便局の「不在届」は意外と知られていない有効な対策です
日本郵便では、旅行や入院などで長期不在の場合、最大30日間郵便物を郵便局で保管してもらえる「不在届」サービスを無料で提供しています。出発前に最寄りの郵便局か郵便局のWebサイトから申請できます。※日本郵便「不在届」サービス:https://www.post.japanpost.jp/(2026年5月確認)

照明タイマーの設定方法

照明タイマーは「在宅感の演出」に最も効果的なアイテムです。1,000〜3,000円程度でホームセンターやAmazonで購入できます。

設定のコツ
毎日同じ時間に点灯・消灯しない
毎日まったく同じ時間に点灯・消灯すると、観察されたときに「タイマーだ」と気づかれることがあります。曜日ごとに少し時間をずらせるタイプのタイマーがより効果的です。設置場所:道路から見える部屋(リビング・玄関)の照明に設定するのが最も効果的です。

空き家・実家の管理について

親が亡くなったり施設に入ったりして、誰も住んでいない「空き家」になった場合は、通常の留守宅よりもリスクが高まります。

空き家特有のリスク
・長期間人が来ないため、侵入されても気づくのが遅れる
・草木が伸び放題になると「管理されていない家」と見られる
・郵便物・チラシが溜まり続ける
・電気・ガス・水道を止めると「完全に無人」のサインになる
・不法投棄・不法侵入のリスクも高まる
空き家管理の対策
対策①
定期的に訪問・管理する(月1回以上推奨)
草刈り・郵便物の回収・換気を行い、「管理されている家」であることを周囲に示すことが最大の抑止力になります。
対策②
電気は完全に止めない
センサーライトや防犯カメラを維持するために、電気は契約を維持したまま基本料金のみを払い続けることをおすすめします。
対策③
トレイルカメラを設置する
電池式のトレイルカメラは電源工事不要で設置でき、長期間無人の家でも動き続けます。定期訪問時にSDカードの映像を確認するだけで、不審者の出入りを把握できます。詳しくは第20回「防犯カメラ特集」をご参照ください。
対策④
郵便局の不在届・転送サービスを利用する
空き家の郵便物は定期的に回収するか、自分の住所に転送するサービスを利用しましょう。郵便物が溜まったままは「完全無人」の最大のサインです。
対策⑤
近隣住民・自治会に連絡しておく
「現在空き家になっていること」「不審者を見かけたら連絡してほしいこと」を近隣に伝えておくだけで、地域の目が防犯カメラ代わりになります。
対策⑥
空き家管理サービスの利用を検討する
自分で管理が難しい場合は、不動産会社や専門業者の「空き家管理サービス」を利用する方法もあります。月1回の巡回・報告などを代行してもらえます。費用の目安は月3,000〜10,000円程度です。

長期不在中にやってはいけないこと

NG行動 理由 代わりにすること
旅行中にSNSへリアルタイム投稿 留守が特定される 帰宅後にまとめて投稿
新聞・郵便をそのままにする 留守のサインになる 配達停止・不在届を出す
全部屋のカーテンを閉めきる 「誰もいない」と見られる 自然な状態を保つ
ゴミを出さずに出発する 生活感がなくなる 出発前にゴミを出す
近所に何も伝えずに長期不在 異変に気づいてもらえない 信頼できる人に一声かける
電源タップを全部抜く 照明タイマーが機能しない タイマー設定後に出発

💡 防犯アドバイザー マモルのひとこと

「たった1泊だから大丈夫」という油断が一番危険です。侵入犯は事前に近隣を何度も下見して、「この家は今日も留守だ」と確認してから犯行に及びます。

逆に言えば、「いつ帰ってくるかわからない家」「誰かいるかもしれない家」を演出することが最大の防犯です。照明タイマー1台・近所への一声・郵便の停止、この3つだけでも大きく変わります。まず今日から始めてみてください。

参考・引用


※1 警察庁「住まいる防犯110番」https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/bouhan/(2026年5月確認)
※2 警察庁「令和6年の犯罪情勢」(2025年版)
※3 日本郵便「不在届」サービス https://www.post.japanpost.jp/(2026年5月確認)
※4 本記事の情報は2026年5月時点のものです。各種サービスの内容・料金は変更になる場合があります。

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